喪中

クッキーママ

2013年12月27日 23:45

突然ですが・・・
喪中のため新年のご挨拶は失礼させていただきます。

11月8日、夫は静かに二人の息子と私に手をとられて旅立ちました。
急だったのと何時もの静かな寝顔だったので今でも信じられない気が致します。
昨年の11月2日に入院し、そのまま自宅に戻る事無く亡くなったので
私はまだ病院にいるような気がしています。

一年余、毎日ではありませんが病院に行って車椅子で廊下をお散歩したり
体操もしました。
いろいろな事はすぐ忘れるのですが体操は何時の頃からか
私の真似をするのでなく自分からするようになりました。

例のレストラン?での食事も食欲があり食後は孫のDVDを
一緒に見ていると笑顔になる夫でした。

私はこの時間だけは二人だけの時を共有したと思っています。
もう少しこの時間を続けたかったし続くと思っていましたが・・・

葬儀も急の事でしたがこの一年余、二人で過してきた時間を
決まりきったセレモニーに流されて行くのは嫌で息子たちに
「私の思うとおりにさせて欲しいので口出ししないで」と申しました。

夫も私も特に信仰している宗教は無いので家族葬で無宗教に致しました。

夫は呉服屋さんだった長兄から昔結婚祝いに頂いた着物をきちんと着せて頂き
12日が83歳のお誕生日ですが一週間前まで元気だったので
看護師さんの了解を得て苺のケーキでお祝いしようと83の数字の
キャンドルを用意していました。
でも間に合わなくて・・・

昨年のお誕生日は足の指の爪を剥がす手術をしたので今年こそと・・・。

不謹慎かもしれませんがケーキ屋さんにお願いし苺の沢山のったケーキに
83の蝋燭を灯し夫の兄姉妹、甥や姪など身内だけなのでハッピバースディーを
歌って下さいました。

私はこれで夫と共有していた事が達せられた気が致しました。

夫は認知症の患者としては優等生だったと思います。
認知症と医師から告げられて二日間泣き通しでしたがその後
何事にも「病気のせいだから」と思うと落ち着くことが出来ました。

困難な事が出てきても病気以外は必ず解決出来ました。
夫も穏やかで私に「ありがとう」と言ってくれると腹が立つ事はなく
その事等に対しては穏やかに過す事ができ私こそ「有り難う御座いました」と、
夫に言いたいです。

カテゴリーの「認知症」は今日で最後だと思います。

私は元気です!

無宗教なのでお線香はありませんが珈琲が好きだった夫のために
珈琲の香りのするお香を毎朝焚いています。

時々、私が先に珈琲を飲んでいてから気がつき「お父さんごめん!」と言って
あわててお香を・・・
こんな私を夫は「相変わらずだな~」と呆れてみている事でしょう~(笑)

もっと早くブログにと思いましたがやはり気持ちの整理がつかず
遅くなりました事お許し下さいませ。

来年は家族に心配掛けないようにしたいと思っています。

それまで少々冬眠をしています。

皆様、どうか良いお年をお迎えくださいませ。
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