まだ赤い葉の衣装を纏っているナナカマド。
ここ数日落ち込んでいた私です。
落ち葉が原因で・・・
我家のナナカマドは義母が次男の入院で家を空けている私に代わり、
夫と長男の面倒を見るために旭川から来て植えて下さった物で30余年になります。
義母はとうに亡くなりナナカマドは成長を続けています。
芯を摘めなかったので今では大木になってしまい毎年葉が生茂り
赤い実が鈴なりに・・・春にはヒヨドリの大群が実を食べて満足げに飛び去ります。
私はただ綺麗とだけ思って過ごしていました。
でも・・・落ち葉がご近所の迷惑になっているとは・・・
ある日、私が病で寝込んでいる時、息子に落ち葉掃きを頼みました。
しばらくして息子が「○○さんのおじさんから排水溝が詰まる」と叱られたそうです。
詰まるほどの落ち葉かどうか解かりませんが嘘ではないと思い
申し訳なく思いました。
ごくごくご近所の方です。
でもその方は、どなたともご挨拶はなさらないし、お付合いもなさらない。
町内の決まり事には必ず文句をつけ、歩道工事もその方の反対で2・3年遅れたそうです。
でも人それぞれなので、その事には我々は何も関心ありません。
でもそれ以来、風が吹くと落ち葉は・・・と気になります。
金曜日は雨風が強く落ち葉が・・・
雨がやんだらと思ってもその日は無理でした。
土曜日、晴れたのでアスファルトが乾いたらと思っていたら箒の音が・・・
二階の窓からそっと見ると車道の枯葉を我が家の方に掃き散らしています。
その姿を見て数日前の事が決定的になりました。
数日前の晴れた日、我家の塀際の歩道に枯葉の塊がありました。
落ちてきて風で吹き寄せられたのではと思いましたが、他の葉の状態から
故意に置かれたと思うしかありませんが、犯人探しは勿論致しません。
でも土曜日のその方の行為で塊の落ち葉の意味が多分そうかと思う程
疑心暗鬼の私になってしまいました。（＾＾；）
その方が家に入られてから「向こう三軒両隣」のお宅の歩道、車道の
枯葉掃きをしましたが、偶然出てこられたご近所さんは「皆同じなんだから
気にしないで」と言って下さいました。
でもナナカマドは私の所だけだからとお詫びして・・・
掃き清めている上からナナカマドの枯れ葉が私の気も知らないでハラハラと落ちてきます。（笑）
「早く丸裸になって～」が私の叫びです。
このもみじはご近所にもたくさんあるのでとても気が楽です！（笑）
普段から綺麗にしていない私なので落ち葉も汚く見えるのかもしれません。
以前、桜の花びらが厚く覆われたのを見て「綺麗ですね～」と申し上げたら
近所から苦情が来るのでノイローゼになりそう」と言った方がいましたが
今、私はその方の気持ちがよく解かります。
函館の横山家でニシン蕎麦を食べるために門から入った踏み石の周りは
桜の花びらの絨毯でした。
あの美しさ忘れられません。
北大の落ち葉も素敵でした。
数日落ち込んで出した結論は来年こそナナカマドを処分しようかと。
夫の反対があるかもしれません。
ナナカマドは堅くて七回かまどで焼いても焼けないからついた名前だと聞きました。
そんな頑固な木を伐ってもいいのかな～まだ迷っているわたしです。