「さっぽろライラックまつり」が今日開幕!
朝刊を見て「ライラックまつり」が今日から開催されると知った。
しばし新聞記事を丸写し。
大通公園を歩いていたら馥郁(ふくいく)とした香りが漂う。
さっぽろライラックまつりが今日開幕する。
昨年は、まつりの期間中は蕾のままで、終了後に満開になったが今年は何とか間に合ったようである。
北海道はやはり花の命が一斉にほとばしるこの季節が一番いい。
そんな季節がよほどうらやましかったのだろう。
東京生まれの歌人、吉井勇は「家ごとにリラの花咲き札幌の人は楽しく生きてあるらし」と、詠んだ・・・後略
ライラック(リラ)祭りは三日間ほどの短期間のお祭りのせいか一度も行った事がない。
左隅の写真が我が家のライラックだがまだ蕾状態。
花は上品な甘い香り。
花が終わると札幌の至る所でライラックの綿毛が舞い、初夏の訪れを知らせてくれる。
私にとってのライラックは少々切ない想い出が・・・
次男が4歳の秋、転勤で札幌に。
翌年の春、風邪を引いて診察受けた医院で心臓に・・・
翌日すぐ大学病院で診察受けて「心房中隔欠損症」の診断。
手術も決まり幼稚園で「手のひらに太陽を♪」を歌っている息子の姿に涙が止まらなかった。
手術の成功は99%と医師に言われても100%と言って欲しいと暗い廊下で迫った事も。
息子は無事手術も終り100%完璧ではないけれど今も頑張って働いている。
5月の下旬退院。
夫の車でライラックの綿毛が舞い踊る中を帰宅。
約一ヶ月で帰ってきた庭に今は亡き夫の義母が植えておいて下さったライラックの木。
私の手入れが悪いせいか30年近く経ってもひょろひょろの木(笑)
ライラックはこれからも私の中ではこの思い出と共に過ぎ行くと・・・
そして同じ病で手術、でも二度と病室に戻ってこられなかったお子さんたちのためにも忘れてはいけないと・・・。
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