クッキーママのチャンネル

昨日行って来た「北海道鳥瞰図の世界」。

鳥の目から見た地形などを描くのが鳥瞰図と聞いていました。

子供の頃、体の弱かった私に山好きの兄は山の高さを表す
等高線を書いてくれました。

私は自分で山が作れると思うと楽しくなり自分好みの山を作りました。
怪しげな等高線をカットし重ねると複雑な山並みになり水が谷を流れるか
インクを頂上から流して大変な事になった記憶だけ残っています（＾＾；）

その頃、鳥瞰図を知り鳥の目から見たらこんな素敵な世界があるんだと
ワクワクしました。

記憶としては定かではないのですが花森安治さんが編集長だった「暮らしの手帖」に
鳥瞰図が出ていて簡単な描き方もあったと思います。
でも一度も書かないまま年月が経ちました。

昨年9月知人のＲさんから「北海道鳥瞰図」が送られてきました。
何十年ぶりかで見る鳥瞰図。
しかし昔見た鳥瞰図との違いは緻密さが全く違っていました。

北海道がひと目で見渡せます。
描かれたのは「大正の広重」と称された吉田初三郎氏です。
Ｒさんのお身内だそうでした。

たたんでしまって置くには勿体ないし横幅は長いので
市販の額には入らないので自分で作りました（＾＾；）




ホームセンターで買った板に鳥瞰図を貼り縁はモデリングペーストで作り乾いてから
アクリル絵の具で色をつけましたが、Ｒさんには申し訳ない出来栄えでごめんなさい（＾＾；）

でも昨年の秋以来我家の玄関に飾らせていただいています。





7月、Ｒさんから「サライ」が送られてきました。
本の名前は何時も気になって（意味）ましたが購入した事も
手に取った事もない本でした。
送られてきた訳は特集のタイトルで解りました。
吉田初三郎氏の鳥瞰図で辿る鉄道の旅でした。

しばし私は旅人になりました。




旅行に行けなくても虫眼鏡さえあれば旅立てます！（笑）




現代に戻りその土地の美味も味わえます！




京都　梅小路駅（貨車）の絵は素晴らしいとしか言えない鉄道の旅を味わえます。


先週、夕食の後片付けをしていた時、アナウンサーの声が「鳥瞰図」と聞こえました。
振り返ると画面が変る数秒前。
残像としての鳥瞰図は吉田氏のだと確信しました。
北海道だけのローカル番組なのでＮＨＫのホームページを調べて
「ご質問、お問い合わせ」と書いてある所にメールし鳥瞰図の展示場所を伺いました。
しかし三日我慢しましたがうんともすんとも言って来ないのでもう一度メールを・・・

質問の最後にこの言葉を書き添えました。
「私は受信料支払いは一度も滞った事はございません！」と。

効き目がありました～（笑）
すぐお電話いただきました！

それが白老にある「仙台藩白老元陣屋資料館」での開催と
お知らせいただきました。
これからも受信料は支払いいたします！（笑）

昨日白老に行って来ました。
ウトナイ湖、ポロト湖、お土産屋さんなど全てカットし資料館だけの旅でした。

約3000点描かれた内の150点が展示されていました。




昨年Ｒさんから戴いたのと同じ鳥瞰図があり嬉しくなりました。




大きな屏風に北海道が納まっています。




鳥瞰図だけでなく北海道神宮や室蘭の地球岬の絵も飾られていました。

一人の男性が話しかけてきました。
その方は埼玉県から旅行で滞在されているそうで感動なさっていました。

手にした袋から出て来たのは・・・



吉田初三郎氏の本でした。

「仙台藩白老元陣屋資料館」でこの本を見かけて発注し
今日取りに来たそうで興奮気味で見せて下さいました。

このような出会いがあるなんて・・・Ｒさんにもお伝えしようと思いました。

鳥瞰図はこれからもますます好きになりそうな私ですが視力が衰え
細かい所まで見えないのが残念です。（＾＾；）

でも楽しい感動の鳥瞰図を訪ねる旅でした。

Ｒさん！素敵な感動を有難うございました。

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